げっかん 月感 (1600-1674) 本願寺派、 のち大谷派の学僧。 延寿寺 (熊本市) 住職。 幼少より了尊に師事した。 承応2年 (1653)、 能のう化けに就いていた同門の西吟の学説を批判し、 後に承応の鬩げき牆しょうと呼ばれる論争の末、 逼塞ひっそく処分となった。 万治元年 (1658) に赦免されたが、 寛文5年 (1665) に本願寺派から大谷派に転派している。 大正13年 (1924) 贈講師。