がんじょう 元照 (1048-1116) 中国北宋代、 余よ杭こう (現在の浙江省杭州) の人。 字は湛然たんねん。 大智律師・霊れい芝しともいう。 はじめ天台を学び、 のち律宗に帰して ¬行事鈔資持記¼ 16巻を著したが、 晩年病にかかり自らの微力を知って深く浄土教に帰依した。 ¬観無量寿経義疏¼ 3巻、 ¬阿弥陀経義疏¼ 1巻を著し、 念仏往生を勧めた。