えねん 恵然 (1693-1764) 大谷派の学僧。 院号は香厳因。 専称寺 (大阪府堺市) に生まれる。 恵空に師事。 華厳天台にも通じた。 享保13年 (1728) 講師となる。 宝暦4年 (1754)、 大谷派18代従如学寮の移転を進言し、 高倉学寮の新設に携わった。 門下から慧琳などが出ている。 著書に ¬往生論註顕深義記¼ ¬往生要集略讃¼ などがある。