どうしょう 道性 ❶→益方。 ❷ (生没年未詳) 如道の門弟。 如道の後継者が浄土宗に傾いたため、 至徳2年 (元中2・1385) 越前国大町専修せんじゅを離れ、 横越よここし証誠しょうじょうを開いた。 ¬存覚袖日記¼ にその名が見える。 ❸ (1219-1297) 誠照寺派2代。 誠照じょうしょうの伝によれば、 親鸞の子である益方入道と同一人物であるといわれるが定かではない。 ❹ (1439-1521) 山元派8代。 7代道閑の長男という。 証誠寺の伝によれば、 文明7年 (1475) に証誠寺の寺基を横越に移したとされ、 明応7年 (1498)、 寺務を善秀 (善充) に譲ったという。 86歳で示寂したとされるが、 生没年についての所伝と齟齬がある。