どうげん 道元 (1200-1253) 日本曹洞宗の開祖。 山城国宇治木幡 (現在の京都府宇治市木幡) の出身。 13歳の時に比叡山に登り、 座主公円について得度した。 その後、 建仁寺で明全 (1185-1225) に師事して禅を修めた。 貞応2年 (1223)、 師とともに入宋し、 天童山の如浄 (1162-1227) に出会い 「身心脱落」 の語を聞いて大悟した。 帰国後は京都の建仁寺や興聖寺に住したが、 のちに越前国へ移って永平寺を開き、 弟子の教育と著述につとめた。 著書に ¬正法眼蔵¼ ¬普勧座禅儀式¼ ¬学道用心集¼ などがある。