だんぎぼん 談義本 談義に用いられた本のこと。 談義とは、 法義を談じることで、 唱道、 説教、 法話などとほぼ同意。 談義本には談義の台本的なもの、 談義の聞書、 談義をする僧の教材となるものなどがある。 浄土真宗においては本願寺3代覚如の頃にすでに見られ、 蓮如の頃に多く用いられた。 譬喩や因縁説話を交えた平易な内容で民衆の教きょう化けに資したが、 真宗の教えから逸脱したものも少なくない。