ぶてい 武帝 ❶ (前156-前87) 前漢の第7代皇帝 (前141-前87在位)。 儒教を重視して国を治め、 中央集権を確立するとともに匈奴を討つなどして漢の版図を拡大した。 ❷ (464-549) 中国、 南北朝時代の梁の初代皇帝 (502-549在位)。 名は蕭衍。 蕭王などともいう。 南斉の和帝の禅譲によって帝位につき、 梁を興した。 侯景の乱によって憂死した。 仏教を深く信奉し、 曇鸞を敬って菩薩と仰いだという。 「正信偈」 には 「本師曇鸞は、 梁の天子、 つねに鸞の処に向かひて菩薩と礼したてまつる」 とある。 ❸ (543-578) 北周の第3代皇帝 (560-578在位)。 富国強兵をすすめ北斉を滅ぼした。 儒教を重視して仏教弾圧を行い、 僧侶を還俗させるなどした。 この廃仏に道綽も巻き込まれている。