ぶっこうじは 仏光寺派 真宗仏光寺派のこと｡ 本山は仏光寺 (京都市下京区)｡ 高田門徒の流れを汲む了源が形成した門徒に始まる｡ 名帳・絵系図を用いる教化に特色があり､ 京都を中心に教線を伸ばした｡ 了源と本願寺の存覚には親交があり､ 存覚は仏光寺門徒の教化に協力したが､ 存覚の父覚如は ¬改邪鈔¼ の中で仏光寺門徒の教化を批判した｡ 文明14年 (1482)､ 14代経豪が本願寺の蓮如に参入したことにより多くの門徒を失ったが､ 経豪の弟経誉が跡を継ぎ､ 仏光寺にとどまった六坊とともに再興に努め､ 畿内や近江を中心に門徒を擁した｡ 所属寺院等は約380 (平成22年現在)｡