ぼだいるし 菩提流(留)支 (6世紀頃) 梵語ボーディルチ (Bodhiruci) の音訳。 道希などと意訳され、 三蔵流支などとも呼ばれる。 北インド出身の訳経僧。 北魏の永平年中 (508-511) 洛陽に来て永寧寺に住し、 ¬金剛経¼ 1巻、 ¬入楞伽経¼ 10巻、 ¬十地経論¼ 12巻、 ¬浄土論¼ 1巻などの経論を訳出した。 曇鸞は、 菩提流支の勧めで梁の道士とう弘景こうけいから授けられた仙経を焼きすてて浄土教帰入したと伝えられている。