あなん 阿難 梵語アーナンダ (Ānanda) の音訳、 なんの略。 釈尊十大弟子の一人。 釈尊の従弟にあたる。 釈尊入滅までの20年余り、 常随して説法を聞き、 多聞第一と称された。 第一けつじゅう (最初の聖典編集会議) の際には選ばれて釈尊が説いた教法を誦出した。 ¬大経¼ ¬観経¼ で対告たいごうしゅとされ、 ¬小経¼ では聴衆の一人。