0351しゅっがん

 

 ほっ念仏ねんぶつ同体どうたいみょうのこと

五味ごみ 者、というは にゅうらくしょうじゅくだい

このなかだいのあぢはひをもてさいなりとす。 これをしゅっほんとする ¬法花ほけきょう¼ にたとふるなり。 しかるに、 じょうしんしゅうをばほっどうきょうとさだめらる。 しかれば、 じょうしんしゅうをばこれもしゅっほんとす。 されば、 さんぎょうのなかの ¬だいりょう寿じゅきょう¼ (巻上) 説相せっそうにそのむね歴然れきねんなり。 すなはち 「爾時にじそん諸根しょこんえつ姿しき清浄しょうじょう光顔こうげん巍巍ぎぎ」 とときたまふ。 すなわちそのしょうなり。 しかれば、 ほっ念仏ねんぶつどうきょうなりとみえたることあきらけし。 すなはち同体どうたいみょうなり。 ともにだいきょうなり。 そのむね ¬せんじゃく本願ほんがん念仏ねんぶつしゅう¼ にみえたり。 ほっはっねんせつなり。 そのせつにあたりて、 びんしゃおうおうぎゃく発現はつげんするにちなんで、 だいしょうおうじて、 はるかにりょうじゅせん会座えざもっして、 なん目連もくれんしょうしゃとしておう影臨ようりんしましまして、 にんたいして頓説とんせつしましますを ¬かんりょう寿じゅきょう¼ となづく。 ¬ほっ¼ どうせつなるによりて、 どうだいきょうといふなり、 しるべし。

 

底本は本派本願寺蔵蓮如上人書写本。 ただし訓(ルビ)は有国による。